内見時のチェックポイントまとめ

チェックポイント 内見チェックポイント

実際に賃貸物件を借りる時、内見(内覧)は必ず行います。

賃貸物件を契約する前に、不動産会社とその物件を見に行き、お部屋のチェックを行います。

このチェックをしっかり行っていないと、後々トラブルの原因にもなり兼ねませんので、自分が納得行くまでチェックをしてください。

これまで内見の経験がある方でも、実は結構見をとしている個所があります。

初めて内見をする方は特にこちらのチェック項目を確認して頂きたいです。

【注意】内見は1日、5軒、6軒くらいが限度だと思いますが、物件をまわりすぎると何がなんだか頭の整理など大変になるので、1日にまわる物件は、3軒程度にしておくと良いと思います。

それでは、内見のどこをどのようにチェックしたら良いのか、それぞれチェックポイントをまとめましたので、参考にして頂きたいと思います。

内見する時にあると便利なアイテム

スマホ・カメラ

デジカメ

内見する際、1回の内見で2,3件ほど物件を見ることがよくあります。だんだん見ているうちに最初の物件の印象が薄れたり、忘れることはザラにあります。

そんな時役立つのが、スマホまたはデジカメです。写真さえ撮影しておけばいつでも見返すことができます。
部屋を比較する時などに便利ですので、必ず用意しておきましょう!

メジャー

メジャー・スケル

メジャーですが、これは絶対にあった方がいいです。特に既に家具をお持ちの方は特に!!
このメジャーで、テレビ台、カーテンの寸法、冷蔵庫、ベッドのサイズなど測ることができます。

もちろん、これから家具を購入する方にも参考になるので必ず持っていきましょう。今は100均などでも売られていますし、ホームセンターであれば確実にあります。

メモ用紙・筆記用具

筆記用具

メモと筆記用具は、家具家電の位置を部屋の間取図に書いたり、必要なものをメモしたり出来るので持っていきましょう!

スマホでもメモは取れますが、間取りに書き込むことはできませんし、どこの部屋に置くか忘れることもあります。また内見で気になったところもメモできるので便利です。

方位磁石

方位磁石

よく物件情報に南向きで日当たりも良いと書いてある物件を目にしませんか?ホームページに実際に書いてあるから間違いはないのでしょうけど、実際どうなのか確認しましょう。

日当たり良好と書いてある物件は、なるべく日中天気の良い日に行くことをオススメします。また、方位磁石はわざわざ購入しなくても、スマホアプリにもあるのでダウンロードしておくと良いです。

内見のチェックポイント① 玄関周りをチェック!

玄関

内見の時、必ず最初に目につくものが外観、次に玄関です。
この最初に目に付く場所の管理を行なっていないだけで、内見の内容もガラッと変わってくると言っても過言ではありません。

ある不動産会社のアンケートでも玄関周りのチェックポイントは上位に入るらしいです。逆を言えば、玄関周りの管理がしっかりしていて好印象であれば、お部屋の中も期待できるかもしれません。

さて、玄関周りのチェックポイントとして確認しておきたいのが、玄関の大きさ、広さです。

まず、自分が持っている靴は全てここに収まるのか?下駄箱にすべて入るのか?というところをチェックしましょう。特にブーツなど持っている方は実際に開けてみて高さも測った方が良いかもしれません。

次に確認すべき個所はやはり「セキュリティー」でしょう!

玄関に入ったらドアに注目して下さい。
チェックすべき点は、鍵、鍵の数、チェーンはちゃんと装備されているか、また鍵の閉まり具合、ドアの閉まり具合はどうなのか、チェーンや鍵は錆びていないかなどをチェックしましょう。

次に、新聞受けの閉まり具合、覗き穴はしっかり見えているか?汚れていないかなどもしっかりとチェックを行いましょう!

その他、目立つ個所があれば直接不動産会社へ確認してください。

内見のチェックポイント② 各部屋をチェック!

部屋

内見の時、部屋がキレイだと、それだけで満足してとても安心しますよね。
しかし、キレイだけに誤魔化されず、部屋の隅々までしっかりとチェックを行いましょう。

まずは、フローリングや壁の汚れ・キズのチェックです。
こちら入居前にしっかりと伝えないと、退去の時に身に覚えのない傷や汚れで、敷金に大きな影響が出てしまう場合があります。汚れ、キズといったものは写真に残したり、間取図などに記録を残しておきましょう。

次に、部屋の傾き度のチェックです。
これは特に古い賃貸マンション、アパートを借りる場合で良いかと思います。水平器があれば一番良いですが、持っていない場合は、小さいボールを転がしてみるのもありです。

やり方は簡単で、部屋の中央にボールを置いて転がるか転がらないかを確認するだけです。この傾きが原因で健康状態に影響が出る場合もあるので、念の為不動産会社、管理会社などに相談しましょう。

次のチェックポイントは、音のチェックです。

内見する時は、昼間に行うことが多いので、隣人がいない時間と重なることが多々あります。あるあるの話ですが、入居してから騒音に悩まされる!なんてことがないように、壁を軽く叩いて壁の厚さをチェックしましょう。

壁が空洞になっている場合は、中が空っぽでなにも詰まっていない軽い音がします。中身が詰まっている場合は、少し重い音がします。こちら壁だけではなく天井や床なども確認しましょう。

次のチェックポイントは、窓やドアの建付けです。
こちら全ての窓、ドアをチェックするようにしてください。チェックポイントとして、ドアはスムーズに開け閉めできるか、ちゃんとロックはかかるのかなどを確認しましょう。

窓やドアがスムーズに開かない場合は、一概には言えませんが、最悪の場合、家が傾いていたりしていることがあります。

次のチェックポイントは、コンセント、テレビアンテナの位置や数を確認しましょう。
コンセント、テレビアンテナの位置をチェックする際は、不動産会社から間取図をもらって、そこに書き込むと便利です。書き込むことによって、部屋のレイアウトで悩んだりすることも減ります。

最後に各部屋にある収納スペースをチェックしましょう!
荷物の多い方は特に収納スペースが必要になります。メジャーなどを使って高さ、奥行きなども測っておくと後々役に立つことがあります。

内見のチェックポイント③ リビング/ダイニングをチェック!

リビング

自宅にいる場合、ほとんどリビング・ダイニングで過ごすことが多いと思います。自宅で過ごすところを少しでも快適に過ごせるためにもしっかりと確認を行っていきましょう。

内見の時、家具をすでに持っている方、これから家具家電の購入を考えている方も必ずメジャーで測りサイズなどを把握しておきましょう。

サイズなどを確認したら間取図を使ってレイアウトを考えてみましょう。ある程度家具のサイズなど知っておけば、どこに何をセットするのか、また何が足りないのかが分かるようになります。

この時コンセントの位置と数、テレビアンテナの位置、電話線やインターネット回線の位置なども確認することをオススメします。

こちらを確認することにより、家具の位置もだいぶ変わってきます。あとは、先程「各部屋をチェック」の項目でお伝えしたように、キズ、汚れ、ドア、窓などを確認してください。

内見のチェックポイント④ キッチン周りをチェック!

キッチン

料理好き、ファミリーで賃貸を借りる場合は、ほぼ毎日自炊することになると思います。
使い勝手が悪いとそれだけで、その物件を諦めてしまうなんてこともあるようです。
内見では必ずキッチン周りもチェックしましょう!

まずは使い勝手の確認をしましょう。
実際にキッチンに立ってみて、キッチンカウンターの高さや広さが自分の身長に合っているのか、流し台、水回りに不便はないのか、など実際に想像してみましょう。

その時、シンクの汚れや臭いも確認しておきましょう。

次にガスコンロのチェックを行いましょう。
購入しなきゃいけない物件なのか、すでに装備されている物なのか、システムキッチンなのかをチェックし、ガスコンロの口数、種類もIHなのかというところもチェックが必要です。もしIHだった場合、今使っているフライパンや鍋を専用のものに替えなきゃいけない可能性が出てきます。

次にカウンターキッチンの場合、奥行き、幅、冷蔵庫の置き場所、コンセントの位置など確認しましょう。

幅が狭い場合、今持っている食器棚などを置くと狭くなってしまい危険です。念の為、内見前には食器棚などの高さや幅も測ってあると参考になると思います。

次にゴキブリチェックは必ず行いましょう!

こちら、結構見落とす方いると思うのですが、ゴキブリチェックも必ず行なってください。

特にキッチンまわりの引き出しを開けてよく見てみると、小さい「黒いポツポツ」したものがあれば、それはゴキブリの糞の可能性があります。

その他引き出しは全て開けて必ずチェックしましょう。

内見のチェックポイント⑤ 洗面所・お風呂をチェック!

お風呂

水垢やカビを想像してしまう洗面所とお風呂ですが、毎日利用するところだからキレイにしておきたいですよね。

特にジメジメしている梅雨の時期はとてもカビが繁殖しやすいのでしっかりとチェックを行いましょう。

まずは、洗面台のチェックからです。
その内見の時、水が流せるようであれば、必ず流してください。それだけで水の水圧、流れ具合が簡単にチェックできます。

次に、蛇口周り、収納スペースをチェックします。
蛇口周りは、汚れやカビのチェックを行い、収納スペースは、整髪料などがどれくらい置けるかなどのチェックを行います。築年数が長い場合、なかなか落とせない汚れもあると思いますので、念の為、不動産会社に相談してみてください。

次はお風呂場です。
先程、水圧の話をしましたが、シャワーも忘れずにチェックを行ってください。
水圧をMAXにしても、なかなか出が悪いところもあります。特にマンションなど階が上がると水圧が弱まったりするのでチェックしておきましょう!

タイルの汚れ、細かく裏などもチェックし、しっかりと掃除されているのかを確認してください。もし汚れていた場合は入居前にクリーニングしてもらいましょう。

あと、毎日お風呂に浸かる方は、自動お湯張り機能、追い炊き機能の有無もチェックしておきましょう。

内見のチェックポイント⑥ トイレをチェック!

トイレチェック

頑固な汚れが付きやすい、そして取れにくいトイレの汚れ。。
いくら掃除していても手が届きにくいところもありますし、見た目はキレイに見えても、実はタンクの中はカビだらけなんてこともよくあります。

賃貸マンションやアパートを内見する時は必ず隅々までチェックを行いましょう。

トイレはお風呂の汚れのように、なかなか汚れが落ちにくいところです。たとえクリーニング業者がキレイに掃除をしたとしても数年経過しているカビ、垢、黒ずみというものはなかなか落ちないものです。

この辺は最初に話したように、タンクを開けて中身を見るくらいしてもいいと思います。中には節水する目的でタンクにペットボトルを入れている方もいますので、必ずタンクは見た方がいいです。

この時、水を流せるようでしたら、一度流してみましょう!これは水の流れ、吸い込み、異音、などを調べるためにも行いましょう。

またウォシュレットが付いている場合は、掃除ボタンを押してノズルの汚れなどもチェックしましょう。

最後に換気扇のチェック、小窓があれば開け閉めのチェック、セキュリティチェックも忘れずに行いましょう!

内見のチェックポイント⑦ 共用部分をチェック!

マンションエントランス

意外と見落としが多い共用部分ですが、ここもチェックすることで、このマンションに住んでいる方の情報が入ってくる可能性があります。

例えば、駐車場・駐輪場、ゴミ置き場、エントランスなどこんなところまで?と思うかもしれませんが、このように生活に密着した場所もチェックすることはとても大事なんです。

まずは、エントランスのチェックから行いましょう。

よくマンションやアパートなどには掲示板が設けられていることがあります。

その掲示板にクレームや注意書きなどが書かれていた場合、この物件にはマナーの悪い方、ルールを守らない方が住んでいるんだなと言うことがわかります。

よくあるクレームや注意書きですが、

・近隣から騒音に対するクレーム
・ゴミ出しのルールを守らない
・共用部分に私物を置く
・駐車のマナーが悪い

などが挙げられます。

最近ではタバコに関するクレームなども増えてきているようですよ。紙タバコを吸われる方は気をつけてください。

この他にエントランス箇所でチェックすべき点は、掃除がしっかりされているのかと言うところです。

ポストの下にチラシやゴミが散らかっていたりした場合は、管理が行き届いていないと思っていいでしょう。気になる方は、不動産会社の担当者にそのマンション・アパートの管理体制を確認しておきましょう。

せっかく、良い物件を見つけたとしても、管理が行き届いていない物件、トラブルが起きる物件には契約したくないですからね。

内見のチェックポイント⑧ 周辺情報をチェック!

街並み

賃貸物件を内見、下見するといくつかめぼしい物件が見つかると思います。

その中で、2件くらいに物件を絞って、周辺情報を調べてみましょう。

お時間がある場合は、内見後、実際に駅まで歩いたり、周りのスーパー、コンビニ、レストラン、量販店などチェックしてみると良いと思います。この他に、レンタルショップ、郵便局、病院などといった公共施設もある程度チェックしておくと便利です。

もし実際に歩いて周辺情報を調べる場合は、昼間も大事ですが、暗くなってから調べてみるのもいいと思います。

昼間は人通りが多かった商店街ですが、夜になるとシーンと静まり返り、薄暗い街灯の明かりが灯っているだけなんてことはよくあります。

騒音が気になる方は、休日と平日の騒音の違いとか調べることができたら一番いいですね。例えば、近所に保育園や小学校があったり、工場があったり、公園がある場合、平日と休日では騒音に違いがあります。

この辺は直接調べることができたら、自分の耳で確かめた方が良いですが、念の為、近隣の騒音について不動産会社の方に聞いてみるのもいいでしょう。

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